
2
CHAPTER 1.
場合の数
1
2
.
.
.
m
A
m 通り
1
2
.
.
.
n
B
n 通り
m + n 通り
1.2 積の法則
今度は、A 市から B 市へ、駅を経由して行く場合を考えてみる。
A 市から駅までは電車で、駅から B 市まではバスで行くとする。
つまり、電車とバスを「両方使って」移動することになる。
• A 市から駅までの電車は 4 路線
• 駅から B 市までのバスは 3 路線
どの路線の電車で行くかを決めたら、今度はどの路線のバスに乗るかを選ぶことになる。
電車
A 市 駅
バス
B 市
4 通りの中からどの路線の電車を選んでも、次に乗るバスは 3 通りの中から選ぶ必要があるので、
電車の路線 1 つにつき、次に乗るバスの路線は 3 パターン考えられる。
「電車 1 路線につきバス 3 路線」というパターンの数は、かけ算で表すことができそうだ。
電車とバスを乗り継ぐ場合の路線の選び方は、3 × 4 = 12 通りになる。